毎月恒例のそば割烹さとう訪問。
今回は珍しいものがあるよと聞いたのでかなりハイテンションで行きました。

まずはお造り。
キンメ、イカが定番なのでちょっと飽きてきたのですが
今回はイカを炙って出してきました。生とは違う趣きでいとうまし。
そして今回の目玉はアジ。脂がのっていて青魚の域を超えてます。
そしてヒラマサ。これまた筋肉質でうましな魚ですね。

お造り

そして五点盛り。そば割烹さとうのアイデンティティはこの一皿に凝縮されていると思います。器も好きですね。
左から焼いた車海老の頭とにぎり、毛ガニ、花山葵と赤貝のお浸し、筍、湯葉。
筍は食べるところが少ないのですがほんのり甘みがあってとてもおいしい。
花山葵と赤貝のお浸しは山葵のピリッとした風味とダシが赤貝と合い、また海苔の香りともうまく調和がとれています。
01

サクラマスの焼き物。
ただ魚を焼いただけではなく、ふき味噌を持ってくるセンスに脱帽。
ふき味噌は甘みがあって主張しすぎないのでサクラマスのさっぱりとした身に合ってかなりおいしい。
桜鱒の焼き物

ハマグリしんじょのお吸い物。
中には蛤の身がゴロッと入ってます。
外のフワフワした食感にと中の弾力ある蛤の身の食感が絶妙なバランスで構成されている絶品の汁物。
蛤しんじょのお吸い物

そして本日のメインディッシュ。
花山椒なべ。

花山椒の鍋
香りが強いのでなべ全体が花山椒に支配されるのですが、ねぎや豚肉と絡むと
そのピリッとした辛味がマッチしてとんでもなく美味。

いつもはこちらのお店に来るとワインを飲むのですが、
なんだか今日は日本酒の気分だったので冷酒を飲んでいました。
今回は日本酒で大正解でした。

佐藤さんに「この鍋はワインじゃないですね」と言うと、
「周りにワイン飲んでるお客さんいるんだからそういうことは言わないの。カネちゃんも大人になりなさい!」と怒られました。笑

↓これ、花山椒。この時期だけのものです。
花山椒(はなさんしょう)

今回も独自性が高くて旬が詰まったラインナップでした。
お初の食材も多くていろいろ勉強になりました。

ではまた6月。